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かな配列を使おう-JISでもNICOLAでもなく

月見草配列v2

 
・これは何ですか。
 日本語入力を快適にするためのキーボード配列の一つです。現代のインターネットからそれなりに大量の文章を集め、打鍵のつながりが滑らかになるようにそれなりに大量に計算して作りました。効率化を図るため清濁バラバラの配置ですが、低頻度の仮名は覚えやすいように整列しました。

文字キーをひたすら順に押していくだけです。
 新配列にはシフト方式として同時押しを採用したものが多いです。それは多大なメリットがあるからです。でも私には難しいです。同時押しOKの人はそちらをお勧めします。

・Google日本語入力のローマ字を書き換えるだけで使えます。
 変換や編集に使う機能キー・記号や数字も快適にするためにはキーカスタマイズソフトが必要ですし、薬指小指もそれなりに使いますのでキータッチは軽いほうが良いとは思います。でも理想通りに行かない状況もあります。かな配列の部分だけでも可搬性が欲しい人には向いています。(月配列全般の特徴です。)

・打鍵数が少ない。
 kouyさんのデータを使わせていただきました。1万字のかなを入力する場合の打鍵数
 30キー前後に仮名を配置した新配列なら大きな差はありませんが、Qwertyローマ字の75%程度の打鍵数で入力できます。月見草配列には句読点を文字に続けては入力出来ない制限があります。その分だけ親指にカウントしてあります。

 
・左右が非対称
 合計の打鍵数では左右にあまり差はありません。なるべく左手も使いたいからです。しかし左手は不器用なのであまり動かなくて良いようになっています。また遠いキーは入力の切れ目となる仮名を選んでいます。

・問題点
句読点は後置シフト兼小書きの「ゃゅょ」をさらに兼用しています。「か。」と続けて打てば「ほ」になるわけです。「ゃゅょ」から書き始める事は無いので、ここを句読点にあてています。変換してから句読点を打つ必要があります。

促音「っ」は音韻上付く仮名が決まっています。そこのところをシフトとして活用しています。しかし外国語には日本語に無い音があります。それを表記する方法と被ってしまうことがあります。代表的、或いは普通の日本語として認知されるたぶん唯一の例が「グッバイ」です。実際の日本語としての発音は「グッ_バイ」だと思いますが、何にせよ定着している「グッバイ」が打てない訳です。他にも「アッバース」「マキァヴェッリ」など「ッ」で一度確定しないといけません。全部合わせても数十万字に一度の出現率ですから、もしよく使う単語があれば辞書に登録しておけば良いと、そこは割りきっています。日常的にイタリア語とかアラビア語(他にもあるかも)の音をカナで表記する方にはちょっと大変かと思います。

・配布物
 実はローマ字テーブルでは完全な実装は出来ません。DvorakJややまぶきでも無理です。SEFを交互に押し続ける限り何文字でも未確定のままだからです。また、句読点は確定したほうが気分良く次が打てます。これも自動化したい。AHKで出来るとは思いますが暫くかかります。ここにあるものは実用に問題ない程度に実装したものです、コメントはBlogの適当な記事におよせください。

google日本語入力定義ファイル
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